こんにちは、nanaです。
3月になって暖かくなってきた今日このごろ、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私はライブとフェスのために必死にホテルを抑えている最中です。
気温は全く関係ないいつもの日常・・・

さて、前回はRPAのツールをメインにご紹介しました。
今回は私が業務で触っている製品であるRPAツールのUipath Platformという製品をご紹介します!


Uipath Platformとは

Uipath PlatformとはUipath社が開発・提供しているRPAツールです。
多くの企業での導入実績があり、RPAツールの代表的なツールです。

GUI操作で行う事務作業やブラウザ、アプリケーションなどからのデータ取得、メール配信など直感的な操作で様々な業務を自動化できます。


Uipath Platformの種類

Uipathには様々な製品があります。
大きく分けて下記3点の製品群に分けられています。
・自動化する業務を”発見“することができるソフトウェア
・”自動化“する業務を開発するソフトウェア
・開発した自動化作業を”運用“するソフトウェア

発見
Process Mining
 システムログを抽出し、その中から効率的に自動化できる業務を発見できます。
 また、業務の課題とボトルネックを洗い出し、負荷を解析することやログを継続的に監視し、業務の最適化を図れます。

Task Mining
 従業員のタスクを管理ポータルからの一元管理し、ステップや実行時間など詳細なタスクを抽出できます。
 操作を可視化することで自動化に適した業務を発見できます。

Automation Hub
 Process MiningとTask Miningの統合を使って、AI技術により、自動化可能な業務を発見します。​

自動化
Studio
 Uipathの標準的な開発ツールです。
 ドラッグ・アンド・ドロップのエディターで簡単にプロセス(※)を設計できます。
 ※ UipathではRPAのロボットのことをプロセスと言います。

Apps
 GUIで簡単にアプリケーションが作成できる開発プラットフォームです。
 同じようなツールですとMicrosoftのPowerAppsや、サイボウズのkintoneなどが有名ですが、UiPathAppsで作成するとUipathのプロセス(※1)との親和性が高いです。

Integration Service
 UI操作とWebAPIの自動化を1つの自動化プロセス上で作成できます。

Assistant
 Studioなどで開発した自動化プロセスを管理・実行するためのツールです。
 個人で管理画面をカスタマイズできます。
 ただし、開発はできません。
 以前はRobotsと呼ばれていました。

Action Center
 自動化する上で承認や例外処理など人間の手が必要な作業を効率的に人間へ引き渡し、ロボットに戻すためのツールです。

Data Service
 データ ストレージ サービスです。
 Uipathのプロセスにおいて、データを安全に保存・管理できます。

Document Understanding
 ドキュメントの解析ツールです。
 画像ファイルなどから情報を解析し、テキストとしてデータを取得できます。

AI Center
 データに基づいた判断などの情報を継続的に取得し、振り分け作業をプロセスに組み込むことができます。

運用
Insights
 パフォーマンス状況を測定、管理できる分析ツールです。
 今後の業務自動化の計画に役立てることができます。

Test Manager
 テストプロセスを管理するWebアプリケーションです。
 自動化されたテストの計画、設計、構築、実行、管理を簡単かつ迅速に行うことができます。

Orchestrator
 ロボットを一元管理できます。
 ロボット管理においてかかせないツールです。

Automation Cloud
 クラウドベースの一元管理ツールです。
 ロボット環境のデプロイやロボットの管理が可能です。

Automation Suite
 UiPath Platformの製品の統合管理ができます。

製品群まとめ


Uipath Platformの構成

様々な製品がありますが、Uipathを実際に使用するにはどのような製品が必要になるのでしょうか。
最小構成としてはStudioのみの構成となります。
Studioがあれば、プロセスの作成、実行は可能なため、1台のパソコンで自動化を行うのであれば、Studioのみでも問題ありません。
StudioとRobotがあれば開発する環境と実行環境を分けることができるため、開発者と運用担当者でできることを変えられます。
運用担当者はロボットを改修できないようにする、など要件があれば、StudioとRobotを導入すれば良いでしょう。
組織でロボットの管理や監視を行いたい場合は、上記にプラスしてOrchestratorを導入すれば可能です。
要件により必要な製品は異なるため、要件をしっかり見極め、導入する製品を選定する必要があります。




今回はUipathの製品について触れてみました。
私が普段使用しているものはStudioとRobotとAssistantになるため、たくさんの製品が出てきて、「えっ、こんなにたくさんあるのか」とびっくりしました。
Uipathは無料トライアル版もありますので、興味がある方がいましたら是非インストールしてみてください。
私は初めて触ったとき、GUI操作で簡単にロボットが作成できるとはいえ、できることがたくさんありすぎて何が何だか分かりませんでした。
最近はあまり開発していないのでトライアル版を触ってできることを思い出したいと思います。
それでは今回はこの辺で!

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nana

接客業からIT業界に飛び込んで早ウン年…どんどん新しい技術が出てくるのでついていくのに必死です。 愛犬が癒やし。 好きなアーティストのライブに参戦することが生き甲斐。 推しは推せるうちに推せ!迷ってる暇はない!!を心情に日々推しのことを考えながら働いてます。