皆さん、あけましておめでとうございます(‘ω’)ノ
2023年一発目の1課の技術書は私tomyが担当いたします。
年末年始は地元に帰省しおいしいものを食べまくりました!
母のお雑煮、地元の牛肉、寿司…正月ってなんて楽しいんでしょう。
おみくじは中吉でしたが今年も健康に過ごすため、筋トレやストレッチ等継続していきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いします!

さて、前回私が担当した1課の技術書ではSharePointにおける権限設定について説明をしました。
今回のテーマは…

SharePoint Server SharePoint Onlineの違いについて

です!

「SharePoint」と検索すると、“SharePointOnline”とか“Microsoft365”などが検索結果としてヒットすることがあります。
(一番最初のブログで説明すれば良かった…すみません)

SharePoint“Server”とSharePoint“Online”、違いは名前の通りです。
自社サーバー上に構築を行うオンプレミス版と、オンラインサービスとして提供されるクラウド版です。
今回はそれらについて説明します!

■SharePointServer(オンプレミス版)

オンプレミス版は、各ユーザーが自社サーバーで構築されたSharePointServerへアクセスを行うことで、SharePointを利用することができます。

しかしSharePointServerは単一での利用はできません。
構築を行う際は、SQL Serverの準備も必要です。
SQL Serverでは、ユーザーが作成したSharePointサイトやそれに含まれるライブラリやドキュメントなどのデータの大部分が格納されます。
SharePointServerとSQL Serverが内部的に様々な処理を行うことによって、ユーザーはSharePointサイト上にある情報へアクセスすることができます。

※SQL Server…Microsoftが提供しているデータベースシステム

■SharePointOnline(クラウド版)

クラウド版は、Microsoftが提供しているサブスクリプションサービスを契約することで、ユーザーがSharePointOnlineを利用することができます。

SharePointOnline単一のサブスクリプションはもちろん、上記画像のようにMicrosoft365のパッケージにSharePointが含まれているものもあります。
オンラインサービスとして提供されているため、インターネットが繋がればどこからでもアクセスが可能です。

■オンプレミス版&クラウド版、それぞれのメリットやデメリット

導入について
上記で説明したように、オンプレミス版は自社サーバーへ構築することが必要で、ADやDBサーバーを含めた環境の準備や、それらを管理できる技術者や管理者が必要です。
それに比べ、クラウド版は使用人数に応じてサブスクリプションの契約を行えばすぐにSharePointを使い始めることができます。
Microsoftが管理するクラウド上でデータも管理されるため、オンプレミス版で必要なDBサーバー等は必要ありません。

アクセスについて
昨今、多くの人がリモートワークで業務を行っています。
そのため、インターネットが繋がっていれば社外ネットワークからもアクセス可能で、個人の端末などからもアクセスができるクラウド版は便利です。
しかしどこからでもアクセス可能なクラウド版で、アップロードされる情報の機密性が高ければ高いほど、管理者は権限設定やアクセス制御などよりセキュリティ面に配慮する必要があります。
それを踏まえると、元々特定のネットワークや端末からのアクセスに限られるオンプレミス版はセキュリティ面では安心感があります。

サポートについて
オンプレミス版であるSharePointServerには、2010,2013,2016…とバージョンがあります。
そして、それらにはそれぞれサポート期限が設けられています。
2010についてはすでにサポートが終了しており、2013についても延長サポートの期限が迫ってきました。
※サポートには「メインストリームサポート」と「延長サポート」の2種類があります。メインストリームサポートの期限が終了しても、延長サポートがありますが、対応可能な内容が限られています。

サポート期限が切れたまま使用を続けると、問題が発生した際に適切なサポートが受けられなかったり、セキュリティ更新プログラムの提供もなくなるためリスクが高まる危険性があります。
そのため、オンプレミス版はサポート期限に応じて新バージョンへの移行が必要です。

それに対しクラウド版は、サブスクリプションであるため上記のようなサポート期限はなく、現在も様々な更新が行われています。

今回はSharePoint“Server”と“Online”についての違いをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
オンプレミス版とクラウド版、それぞれ特徴や使用シーンによってメリットやデメリット、導入コストなどは異なります。
導入している企業によっては、オンプレミス版とクラウド版を両方使用しているところもあります。
私もブログ作成にあたりいろいろと調べることで勉強になりました!

それではお読みいただきありがとうございました!
次回の1課の技術書でまたお会いしましょう(/・ω・)/

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tomy

九州出身、シエルプレザンへの入社を機に上京しました。社員インタビューや小話などブログのコンテンツをあれこれ書かせてもらってます。最近は筋トレやストレッチに真面目に取り組みつつ、都内のあちこち散歩するのにはまってます。