みなさん、こんにちは S です。今回はウイルス対策ソフト編 その3 ということで、私が担当させていただきます。よろしくお願い致します。

みなさんは仮面ライダーを見ておりますでしょうか?私は仮面ライダーが好きで見るのはもちろん、ベルトやフィギュアを買ったりしています。
そんな仮面ライダーですが、2022年10月28日よりAmazonPrimeビデオにて「仮面ライダーBLACK SUN」という作品が配信されました。

こちらは1987年から1988年に放送されていた仮面ライダーBLACKという作品のリブート作品になるのですが、仮面ライダーBLACKがとてもカッコいいことから、BLACK SUNもとても期待していました。
ネタバレ等は避けて感想を言うと、「仮面ライダーSHADOWMOONの変身がカッコ良すぎる。」という感想です。「SHADOWMOONってなんだ?」とか「感想が短すぎるだろ」とツッコミがありそうですが、これを書き始めると、このブログがBLACK SUNのブログになってしまうので、ここまでにしておきます。
気になった人はぜひ「仮面ライダーBLACK SUN」を視聴してみて下さい。
それではここからは本題に入ります。

・ウイルススキャンの方法について

前回、ウイルス対策ソフトがどのようにウイルスを検知するかをご説明しました。
今回はウイルス対策ソフトの機能として、とても重要な機能となる「スキャン」についてご説明します。
ウイルス対策ソフトをインストールすれば、自分でウイルススキャンを実施することができるようになります。スキャンを実施すると、PCのファイルがウイルスに感染していないかを自動で確認してくれます。もし感染している疑いがあるファイルが発見された場合は、駆除をしたり、ファイルをロックしたり、設定によって様々な対応をしてくれます。

ですが、毎回手動でスキャンを実施するのは面倒ではないでしょうか?ましてや企業で何百台単位で管理している場合、一台ずつ手動でスキャンを実施するのは現実的ではありません。そのため多くのウイルス対策ソフトでは「オンアクセススキャン」「スケジュールスキャン」という機能が実装されています。

・オンアクセススキャンについて

まずは「オンアクセススキャン」についてご説明します。今回は「オンアクセススキャン」の名称で紹介しますが、製品によって名称が異なりますので、そちらはご了承下さい。

オンアクセススキャンとは、ファイルを新規作成、開く、実行する、コピペする等を実施すると、そのタイミングで対象のファイルがウイルス感染の疑いがないかを確認してる機能です。
疑いがある場合は警告が出力される、もしくはファイルがロックされてアクセス出来なくなったりするように設定することもできます。
このようにPC内の全てのファイルをスキャンするのではなく、現在使用しているファイルが問題ないかを確認する機能です。しかし前述した通り、PC内を全てスキャンすることができないという問題があります。
そこで、スケジュールスキャンを実施してPC内の全てのファイルが問題ないかを確認しましょう。

・スケジュールスキャンについて

次に「スケジュールスキャン」製品によって名称が異なります。今回は「スケジュールスキャン」として紹介させていただきます。

オンアクセススキャンでは、現在使用するファイルを確認する機能とご説明しましたが、逆に言えばファイルに対してなにかアクションを起こさないとスキャンされないということになります。
そのためスキャンは不定期になり、PC内の全てをスキャンすることができません。そこで、スケジュールスキャンを設定することによって定期的にPC内のファイルをスキャンするように設定すると、より安定したウイルス対策を実施することができます。

「スケジュールスキャン」という名前の通り、特定の曜日と日時にスキャンするように設定できます。PC内のファイル数によっては全てのファイルをスキャンしてしまうと、動作が重くなる可能性もあるため、自分が使用しない時間帯にフルスキャンを実施する設定が可能です。一度設定すれば、自動で定期的にスキャンしてくれるため非常に有用な設定になります。しかし注意点があります。それはスキャンを設定している時間帯対象の端末が稼働している(アクセスできる)状態である必要があります。

・ウイルススキャンにおける除外設定について

さて、ここまでスキャンの種類について解説しましたがもう1つ重要な設定として「除外設定」という設定があります。
ウイルススキャンは仕様上、誤検知の可能性があります。正常なファイルがウイルスの疑いがあるとして、正常に動作しなくなったり、アクセスできなくなってしまいます。身近な例えだとPCでゲームが起動しない場合などは、そのゲームのいずれかのファイルが誤検知の対象になってしまい、ゲームが起動できない等の事象が発生することがあります。
そのため、予め除外設定をしておくことで特定のファイルはスキャンの対象から除外することができます。

除外する対象としては、「特定のフォルダ」「特定のファイル」「特定の拡張子」などがあります。

■除外したいフォルダの例
特定のフォルダを除外したい場合は、除外したいパスを設定します。例えば以下のような設定になります。
・C:\ProgramData\Microsoft\Windows
・C:\Program Files (x86)\hoge

■除外したいファイルの例
特定のファイルを除外したい場合は、そのファイルが格納されているパスとファイルを設定します。例えば以下のような設定になります。
・C:\Program Files (x86)\hoge\hoge.exe
・C:\ProgramData\Microsoft\Windows\hoge.txt

■除外したい拡張子の例
特定の拡張子を除外したい場合は、特定の拡張子を設定します。例えば以下のような設定になります。
・txt
・exe

このように予め除外することによりスキャンの対象外にすることができます。
ウイルス対策ソフトをインストール後に、動作しなくなってしまった等の事象が発生した場合は、ぜひこの設定を活用してみて下さい。
ただし、何でも除外すれば良いわけではありません。除外対象を増やすということは、その分セキュリティリスクも高まります。そのため、必ずウイルス対策ソフトが原因だと特定できた場合にのみ実施して下さい!

・何を除外すれば良いか分からない時の対処法

これは難しい問題なのですが、全く除外設定をせずにスキャンを使用していると、おそらく前述した通り正常に動作しないファイルが発生したり、問題ないと分かっているファイルが感染している疑いがあるファイルとして報告されてしまったりする事象が発生します。
そのためある程度の除外設定を設けたり、そもそもスキャンする場所を特定の場所だけにしたりする設定を活用することが多いです。製品によってはデフォルトで製品を販売している企業が推奨しているスキャンの除外設定や、感染する疑いがある場所のみをスキャンしたりする設定があります。
ある程度の自由を設けつつ、ウイルス対策もしっかりしたい場合は、このようにデフォルトで存在する設定を使用するのも有効な手段です。

・まとめ

ここまでの2回で、どのように検知して、どのようにスキャンさせれば良いのかをご説明させていただきました。スキャンの方法については、まだまだ細かく設定することができます。例えば、圧縮ファイルの中身までスキャンするようにしたり、拡張子のないファイルもスキャンできるようにしたりなど、設定できる項目は多岐にわたります。
ゲームや動画/画像編集ソフト、または配信をするのに必要なソフトなど、PCには色々なファイルをDLするタイミングがあると思います。
ウイルス対策ソフトをインストールしている場合は誤検知で不便な思いをする事があるかもしれませんが、ウイルス感染を予防するために、今回ご説明した設定を活用して上手く趣味とウイルス対策を両立してみて下さい!みなさんのPCの利用が少しでも安全になれば、私も嬉しいです。
それではお別れとさせていただきます。
以上 Sでした。アディオス。

ウイルスの仕業だ!ゆ゛る゛さ゛ん゛!!

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S

新人として心火を燃やして頑張っています。最近は「分からない単語を調べると、更に分からない単語がある」という洗礼を受けてます。趣味は色々あるのですが、基本インドアなので読書かゲームをするかです。最近はもう少し外に出るように決意しました