皆さんこんにちは、1課のyaakaです。

早いもので前回の勉強会ブログから2ヶ月が過ぎようとしています…。
前回の勉強会では、CentOSの後継の1つであるAlmaLinux のインストールを行ったので、今回から「まずはLinux環境でのコマンド操作に慣れよう!」ということで、基本となるコマンドから少しずつ触っていきたいと思います。

そもそもLinuxって何!?という方は、過去に1課技術書でKWさんが分かりやす~く纏めてくれているので、こちらもご参照ください(^^)/

6月に実施した第2回目の勉強会では、Linuxの基本となるファイルとディレクトリ操作でよく使用するコマンドを中心に学んだので纏めていきます。

■実施したコマンド

 pwd ︓ カレントディレクトリの表⽰
 cd︓ ディレクトリの移動
 ls : ファイルやディレクトリの一覧表示
 mkdir︓ディレクトリ作成
 touch︓ファイル作成
 cat︓ファイルの内容を表⽰
 clear︓ 画⾯表⽰をリセット
 su︓ ユーザの切り替え
 whoami︓ ログイン中のユーザを確認
 uname︓ハードウェア・カーネル・OS等の情報を幅広く取得
 date︓⽇付や時刻を取得・確認
 hostname︓ホスト名の確認


pwd : カレントディレクトリの表示

概要
 現在、作業しているカレントディレクトリ(※)を表示します。
 ※カレントディレクトリとは、現在作業しているディレクトリ(Windowsでいうフォルダ)のこと

正式名称
 print working director

使い方
 pwd〈オプション〉

実行結果

       ルートディレクトリにいることが確認できました

cd: ディレクトリの移動

概要
 カレントディレクトリを変更するために使用します。

正式名称
 change directory

使い方
 cd〈移動先ディレクトリ名〉
 ※移動先ディレクトリ名を指定せず「cd」のみ実行すると、自分のホームディレクトリに移動することができます。

実行結果

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-5.png
            tmpディレクトリに移動できました!

移動先のディレクトリを指定する場合は、指定ディレクトリの前に「/」と入力する必要があります。入力しないで実行すると以下のように「そのようなファイルやディレクトリはありません」とエラーが表示されてしまいます。
また、確実に対象のディレクトリ先に移動するために絶対パスで指定した方が安心です。

ls: ファイルやディレクトリの一覧表示

概要
 ディレクトリ内にあるファイルやディレクトリを一覧表示します。

正式名称
 list

使い方
 ls〈オプション〉〈ファイル名またはディレクトリ名〉
 ・-lsオプション:ファイルの詳細情報を表示
 ・-ltrオプション:ディレクトリ内容を新しい順に表示

実行結果

             ls- lコマンドでtmpディレクトリの詳細情報を表示できました!

mkdir: ディレクトリ作成

概要
 新たにディレクトリを作成するときに使用します。

正式名称
 make directory

使い方
 mkdir〈オプション〉〈ディレクトリ名〉

実行結果

                     「ls-l」コマンドで確認してみると…
        etcディレクトリに「folder1」という名前のディレクトが作成できていることが確認できました!

ディレクトリを新規作成した際は、lsコマンドを使って作成したディレクトリ(ファイル)が存在することを確認すると確実でしょう。

touch: ファイル作成

概要
 新しい空ファイルを作成するときに使用します。

使い方
 touch〈ファイル名〉

実行結果

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-11.png
        新規ファイル「test.txt」を作成できました!

他にも既存のファイルの更新日時の変更もできますが、今回はファイル作成をしてみました。

cat: ファイルの内容を表示

概要
 テキストファイルの中身を表示することができます。
 あくまで表示するだけなので、ファイルの書き換えはできません。

正式名称
 concatenate

使い方
 cat〈オプション〉〈ファイル名〉

実行結果

          etcディレクトリ直下のhostsファイルを表示できました!

その他にも以下のコマンドも試してみました!

clear: 画面表示をリセット

概要
 lsコマンドでファイルの詳細情報を表示させた時などに表示されたコマンドの出力結果を綺麗にしたいときに使用します。

su: ユーザの切り替え

概要
現在のユーザから別のユーザに切り替える時に使用します。
切り替え先のユーザ名を指定せず、単に「su」と実行すると管理者権限を持つrootユーザを指定したことになります。

正式名称
 switch user

使い方
 su〈ユーザ名〉
 ※切り替え先のユーザ名を指定せず、単に「su」と実行すると管理者権限を持つrootユーザを指定したことになります。

whoami: ログイン中のユーザを確認

概要
 現在ログインしているユーザを知りたい時、ユーザ名を表示してくれます。

実行結果

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-15.png
       一般ユーザ(ciel)からrootユーザに切り替わりました!

ユーザ切り替えの前に、①whoamiコマンドでログイン中のユーザを確認してから②suコマンドでユーザ切り替え、最後にwhoamiコマンドで切り替わっていることを確認出来たら完了です。

認証失敗の文字がありますが、これは間違ったパスワードを入力したためです。パスワード入力時には外から見られないように画面上には何も反映されないので、間違えないように入力することが必要です。

uname: ハードウェア・カーネル・OS等の情報を幅広く取得

概要
 カーネルのバージョン、システムのホスト名、ハードウェアの種類などの情報を取得することができます。

使い方
 uname〈オプション〉
 ・-rオプション:カーネルのバージョンを表示
 ・-aオプション:全てのシステム情報を表示

実行結果

date: 日付や時刻を取得・確認

概要
 現在の日付や時刻を表示できます。作業開始・終了の証跡として取得したりします。

実行結果

hostname: ホスト名の確認

概要
 Linux系OSのホスト名を確認する際に使用します。

実行結果


■感想

今回は、実際にコマンド操作を実践してみました。
コマンドの意味や基本的な操作が学べたので、各コマンドのオプションも調べてみたいと思いました。今回実施したコマンドは、忘れないように復習していって習得させたいと思います。

また、最近1課の新しい仲間になったメンバーからも感想をいただきました!


1課のメンバー全員が何かしらのスキルを身に付けられるような勉強会にできるように、これからも試行錯誤しながら進めていきたいと思います!

次回もファイル操作系のコマンド、まだ試せてないコマンドを勉強しようと思っています。次回の勉強会でも様々なコマンドを実施できるのを楽しみにしております。


それでは、次回の勉強会ブログでお会いしましょう~!

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yaaka

未経験のIT業界に飛び込んだド新人です。分からないことだらけで日々奮闘しています。

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