みなさんこんにちは!tomyです。
さて今回はシエルプレザンの社長である平塚代表にお話を伺いました。
2021年にもインタビューを行っているのですが、なんともう3年経ってましたので…
メンバーが増えたり、labができたり、この3年でいろんな変化があったので、“今”のシエルプレザンを知ってもらおうということで改めてインタビューを行いました。
今回は前編・後編でお届けいたします(‘ω’)ノ
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▼シエルプレザンってどんな会社?
tomy:前回も伺っているんですが、改めて…事業内容を教えてください。シエルプレザンってどんなことをやっている会社ですか?
社長:まず事業で言うと“IT”と“デザイン”と“採用支援”の会社です。
“IT”はほとんどの社員の業務ですね。ITエンジニアとしてサービスを提供すること、まずはそこの売り上げが強いです。
“デザイン”については、Webや名刺・パンフレット・掲示物などの制作。シエルプレザンのサイトやブログのデザインも私が行っています。
“採用支援”については、東京都の取り組みの一部としてインターン生の受け入れを行っています。これまでは若者向けの“若チャレ”事業に参画していましたが、今年度からは30歳以上のミドル層向けの事業にも参画しています。
事業内容としてはこんな感じだけど…やっている仕事だけでは“どんな会社か”っていう雰囲気的な部分は伝わらないと思うんだよね。
というわけでtomyさん、umekoさん、うちの会社ってどんな感じのイメージの会社ですか?
tomy:そうですね…ブログを見ると技術系の内容もあるので、ITの会社っていうのは一番にイメージとして来ると思います。
ただホームページに凝っていたり、ビジュアルの撮影を行ったり…そういうのもブログで発信しているので、ITの技術だけじゃなくてそれ以外のこともやっているっていうのが伝わっていれば良いなと思います。
umeko:私は若チャレから入ったのですが、そこで渡された求人票にはITとデザインと採用支援って書かれていて…
採用支援はまあ若チャレのことかなって思ったんですが、“デザイン”はどこにいるんだろうって思ったんですよね。
“デザイン”は社長がなさっていることですよね?
社長:うん、そうだよ。こう聞いてみると、やっぱり皆にとって見えている仕事の部分が会社なんだなと思う。
元々自分はITの会社にいたりデザインをやったり営業をやったり…そんな中でいわゆるITの会社をやりたいと思って(シエルプレザンを)作ったわけではなくて。
結果としてITの仕事もやっているけどそれだけじゃなく、もっとおおらかな会社で“これだ”っていう形がなくてもいいのかなと。
居心地のいい会社っていうのは人が居ついてくれるから、その先にある仕事がシエルプレザンでやることであればいい。
会社って人が作っているから、人となりが個性として出る会社であればいいなと思っています。
umeko:入社したときはアットホームな会社だなあと思いました。
社長ご飯出してくれたし…(笑)
社長:最近その“アットホーム”っていうのも難しいよね(笑)
場合によっては“ブラック”という受け取り方をされる場合もあるし。
だからアットホームって言葉使っちゃダメなのかな~とか。
tomy:たしかに…社長とか上の方が“アットホーム”って使うと構えちゃうところはあるかもしれませんけど、社員から出ている言葉だと違うはず!(笑)
umeko:会社が大々的に“うちはアットホームですよ!”って打ち出していると、ちょっとあれですけど…
社長:ちなみに俺から“アットホーム”って言ったことないからね!(笑)
もちろん普段から社員にとって居心地が良いといいなとは思っていますよ。
最初につまづくのって人間関係だからさ。
tomy:私の場合ですけど、シエルでは会社に来るのに“緊張しないな”って感じです。
会社によってはスーツ着て、オフィスビルに入って、無機質なところでパソコンカタカタ打って仕事をやる…これが私にとっては結構緊張することなんですよね。
Labだと室内の色味や、インテリアなどリラックスに繋がるものも多い気がしていて、会社があるのも神楽坂の住宅街ですしリラックスして会社に来れている気がします。
社長:結構大事だよね。会社行くのに緊張しちゃうと疲れちゃうし。
さっきも言ったけど、これからも社員にとって居心地が良い場所であれば良いなと思います。

▼コロナ渦を経て、今の状況について
tomy:さて前回のインタビューでは新型コロナウイルス関係で影響を受けた部分もあったとお伺いしました。
前回のインタビューから3年経ちましたが、各社員の現場の状況など変わった部分はありますか?
社長:やっぱり新型コロナウイルスに関してみんなに一番影響があったのは働き方だと思う。“在宅ワーク”・“リモートワーク”が浸透したし。
ただ、現在はそれ以前の状況に戻ろうとしている感じがあります。
リモートワークって“コミュニケーション的に問題があるのでは?”“生産性も良くないのでは?”っていう意見も耳にすることがあって…最近の案件もリモートワークはほとんどなくなってきている印象です。
ただ、我々からするとリモートワークは“残しておいたほうがいい”。
働き方にも幅が出るし、お客さんにどうやってサービスを提供するかっていうところが大事。
出社という形は「情報を持ち出せないからお客さん先に行く」っていう前提があるからやっているっていうだけなので。
リモートワークが浸透したことで、ちゃんと遠隔でも仕事ができるんだっていうのがわかったよね。
ただお客さんがノーって言ってることはできないから、コミュニケーションや生産性などを気にされている部分がある以上、リモートワークの案件が減るのはしょうがない気がします。
あとは少しずつみんな日常に戻ろうとしているから、アクティブな人もちょっと増えたなって感じはしますかね。
会えてなかった分取り戻してやろうみたいな人(笑)

tomy:マスクをしている人も減りましたし、普段の生活もコロナ渦以前に戻りましたよね。
今伺ったように現場状況はほぼ元に戻りつつありますが、採用活動の方では、コロナ渦の時期と現在ではなにか違いがありますか?
うちの会社はコロナ渦でも若チャレやマイナビなどに求人広告を掲載していましたが…
社長:求職者全体の傾向というような話でいうと顕著に違います。
コロナ渦だと働く場所がなくなってしまうかもとかいろんな危機感があった上で動いている人が多かったから、すごく一生懸命・必死な人が多かった気がします。
それと比較すると今は求人も増えていて、就職活動に必死な人やちゃんと志望動機を持って志望している人が減ったように感じます。
数が多ければどこかで決まるだろうみたいな感じかな。
実際に話す機会があっても、志望動機があやふやだとその人が何をしたいのかが企業側に伝わらずに終わってしまう。
するとなかなか採用に繋がらないことが多い。
そういうところでも大きく違うなと感じています。
tomy:“志望動機”はポイントですね。
今年もすでに関東以外での求人イベントに参加したり、ミドル層向けの事業に参画したり、採用活動も幅広く行っていますし、よりいろんな人にシエルプレザンに興味を持ってもらえるようブログも頑張ります!
▼以前伺った“海外展開”、現状は…?
tomy:以前のインタビューでコロナがなければアジアへの視察を予定していたとお伺いしました。
ようやく制限が解除され人々が自由に国を行き来できるようになりましたが、今後海外展開のスケジュールは具体的に考えられていたりしますか?
社長:昨年の11月くらいから銀行の方に紹介してもらったり、イベントに参加したりしてます。
具体的にはベトナムやタイ、あとマレーシア、台湾、それからインドネシア…その辺りの情報収集をいろいろやっているところです。
JICAとかJETROとかって聞いたことある?
tomy:ジャイカは聞いたことがあるかもしれないです。
社長:そういう国が海外進出を支援してくれるところがあるんだけど、それらの催しとかセミナー、あとはIT関連の展示会とかね、そういうのに参加させてもらっています。
自分たちがやっている事業内容と海外との親和性とかを探っている状態です。
実は6月に台湾でテックイベントがあるから視察に行く予定だったんだけど、同じタイミングで仙台の求人イベントに参加できることになったので、今回はそちらを優先して視察は延期することにしました。
秋口くらいには台湾かベトナムかタイかマレーシアか…1,2か国視察に行けたらと思っています。
現地の大学や企業の方とか、どういう形でやっているのか視察しようと思っています。
tomy:“視察”というと具体的にどういうことを…?
社長:まずは日本人がそこで商売をして安全なのか、そこでやっている産業になじめるのか、交通の便はどうか…
例えばベトナムだったらハノイ、ホーチミン、ダナン、ニャチャンみたいな感じで、それぞれ優先順位があってIT系だったらハノイで出すべきか?とかね。
現地の人と話してみないとわからないことが多いから、助けてくれそうな会社の人たちはいるのか、日本人街があるのか、宗教観はどうか…。
実際に見ないとわからない部分もある、日本で聞く話は良い話ばっかりなので(笑)
日本ではない場所で法人を起こすことになるので、物価とかも把握しておかないと怖いしね。
合弁会社って感じでするのか、現地の会社買収した方が早いのか、自分たちで一から作ったほうが良いのか、そういう話を中小機構やJICA・JETROの方たちとしながら考えてます。

tomy:最初に今のシエルプレザンの事業内容はIT・デザイン・採用支援と伺いましたが、海外進出の際は同じ事業内容なんでしょうか?
社長:シエルプレザンでやっている事業と同じことをやるのか、それとも全く異なるビジネスをやるのか、そういうのもまとめて見直していく必要があると思っています。
国やその地域に必要とされる事業やらないと、結局長続きしないだろうから。
日本っていうガラパゴスの中の技術をITとして持って行ったときにベトナムで通じるのかというと、ベトナムには別のガラパゴスがあるので文化が違う。
例えばうちはインフラが強いけど、それも全くアプローチが異なる。
うちが何か持って行くのであれば、ハード担いで行ってハードごと入れ替えないといけない。
だから今のうちのスタイルじゃ通じないんだよね。
tomy:会社によっても独自のルールというか文化がありますもんね、それが国となると大変…
ちなみにタイとかベトナムとかいろいろ候補があるみたいですが、社長的にココがいい!みたいなのって現時点であるんでしょうか?
社長:元々特に眼中になかったんだけど、調べれば調べるほどマレーシア良いなあって思い始めてる(笑)
国の形というか仕組みも観光が主産業みたいになっているからわりと入り込みやすいし、対外的なものを受け入れやすい土壌がある。
でも今いろんな国を調べている最中で、その中でどうやってリスクを計ってやっていくのか、最終的には見ないとわからないことばかりだから結局は視察に行かないといけない。
3,4年ぐらいかけてしっかり調査して、形にしていくのがリスクなくて良いといろんな会社とも話しています。
やっぱり文化の壁って大きいからね。

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前編はここまでです!
具体的に国名が出てきて海外進出ってマジなんだ…という気持ちになりました。(それまでちょっと海外?ほんとに?と疑っていた人ですみません)
次回はシエルプレザンの変化や会社のこれからについてもお話を伺います。
お楽しみに~(‘ω’)ノ

tomy

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